家庭訪問
この前居酒屋で出会ったおじさんが、なんかすごく面白かったんです。
平日は何してるのか聞くと、パチンコ行ってるとか、酒を飲んでるとか、そんな感じなのに、野球とか釣りとか山のこととかむっちゃ詳しいし、もちろんパチンコの話も面白い。なんか聞き入ってしまう。と思ったら政治や地域のことも詳しくて(情報が定かかは知らんけど)。
あの雑談力は、うらやましいなーと思いました。実はタダもんじゃないのか?
僕は、あまり雑談が得意ではありません。気付いたらすごく真面目なことばかりになってしまって、相手がしんどくなるんじゃないかと思うときもあるくらいです。
そんな僕が家庭訪問でできるのは、聞くことくらいです。面白さも手に入れたいですが、時間も限られていますので。
「おうちではどんな感じですか?」
「これまでに困ったことはどんなことですかか?」
だいたいこの2つで、お家の人の願いを掴もうとしています。そして、メモをしておきます。そうすれば、今後一人ひとりを見るときに、お家の人の顔が浮かんでくるんじゃないかなと思ってます。これが頭にあれば、お家の方と同じように働きかけることもできるし、ちょっとズラした働きかけ方をすることもできるんじゃないかなと。そして、成長があったら電話をしたり、学級通信に載せたりしたいなと思っています。
家庭訪問をすると、あらためて一人一人の子にたくさんのものが詰まっているんだなと感じます。お家にはたくさんの写真や子どものものが飾られていたり、そうでなかったり、兄弟姉妹がたくさんいたりいなかったり、本があったりなかったり。
足元から教育をするには、やっぱりお家の人との連携はかなり重要だと思いました。