今をあきらめることが、今を充実させる
僕が今、子どもと関わる上で一番大切にしようとしていることです。
「なんでできひんねん」
「ああ、またやった」
「もう知らんで。」
ねらいがあろうとなかろうと、ネガティブな言葉、視線、反応は子どもにとってただのこちらの想像以上にネガティブな経験になります。「厳しさを乗り越えて強くなる」と言う考え方も否定はしませんが、直接の厳しさは少なめでも、子どもは育つ方法もあると思います。
3間を変えることで、子どもは育つという話を聞いたことがあります。
3間とは、時間、空間、仲間です。
時間
・あらかじめ予定を告げ、自分で行動を選択できる
・失敗してもなんども繰り返しチャレンジできる
空間
・子どもがわかりやすい・過ごしやすい
・オーナーシップを発揮できる
仲間
・安心で安全なあたたかい
・認め合い、学び合う(必要があれば高め合う)
以上のような点で、3間が整っていると子どもは非認知能力を高めることができるとのこと。
のび太くんはママや先生に怒られたところで全然変わらないですよね。テストで点が悪ければお母さんにビクビクして、結局、ドラえもんに助けてもらう。でものび太くんは優しさでは超優等生ですよね。それはきっと、ドラえもんの無償の愛が大きく関係しているんじゃないかと思いませんか。最後は助けてくれる人がいる、助けてもらった経験があるから、いざという時に200%の力を発揮することができる。
カレーも、強火で熱すると焦げるけど、じっくりことこと煮込んで一晩寝かしたカレーは抜群にうまい。例えばそんな感じ。