ざっそう

滋賀県9年目小学校教諭の、自分のためのブログです。教育は、足元のタカラモノ。

「地」2

誰も読んでいないのは重々承知で、自分のために書いています。笑

 

 先述の通り、滋賀県に来て2年目(新採から5年目)からは、特別支援学級の担任をしています。ただ、担任する子が通う学級の算数の少人数と理科も授業をさせていただいています。

 

 この2年、児童への寄り添い方、保護者との接し方を以前とは違った視点で学んでいます。また、今年度は研究主任と体育主任もさせていただいているので、学校を動かす提案の難しさも知りました。そして、読書をしたり研究会や研修、講演にも足を運んだりしながら様々な実践に触れました。たくさんの人にも出会い、話をしました。

 しかし、昨年末に、いざ自分の授業をビデオで撮影して家で見てみると、自分の授業の下手さで飯も食えなくなりました。

 「あんなに勉強したのに、なんで。」

 この2年、さまざまな教育のカタチを貪るように触れてきました。しかし、いざ授業をするとあたふたしてしまう。発問に迷う。子どもの短期成長が気になる。自分で学びを選んでほしい。でもテストで点が取れないと。自分の考えを書かせないと。めあてやまとめは自分の言葉で。でも助け合ってほしい。などなど・・・。

 

 要は、「触れた」だけで「学んでいなかった。」のでした。

 

 なんのための理論か。なんのための実践か。

 

 もっと目の前を観ないと。耳を澄まさないと。

 

 もしかしたら、この立場も今年度で終わるかもしれません。その前にもう一度、もう一度目の前の子どもをよく観て、子どもの声をよく聴こう。

 

 進むための道具はたくさん持ったので、あとは目の前の道を道具を洗練しながら進もう。

 

 そんなことを考えた年始でした。