ざっそう

滋賀県9年目小学校教諭の、自分のためのブログです。教育は、足元のタカラモノ。

校内研○2

 今日は来年度の校内研究を提案するための前段階として、研究推進委員の先生方に集まっていただきました。最初はもう僕が1〜10まで提案してしまおうと思ったのですが、そうやって突っ走って失敗してきたことを学んだ僕は、やっぱり先生方にオーナーシップをもっていただくために、先生方と一緒に研究主題のキーワードをいくつか考えることにしました。

 まず今年度の研究内容の「成果」と「こうすればよかったな」という点、研究体制の「よかった」点と「こうするとよかったな」という点、自校の児童の「現状」と「こうなるといいな」という点を、これまでの各研究授業のまとめ (出していた研究通信)、校内研に関するアンケート、学学調査、学校評価アンケート、これまでの会議や職員室での会話で聞こえてきたことなどから分析して、伝えました。 

 そして、「来年度の研究主題を考えるために、来年度の目指す児童像のキーワードを一緒に考えてください。」とお願いしました。最初は「授業とかそう言うのも大事だけど、それよりもとにかくまず学習規律が・・・」と言う話が出たのですが、(思わず「えっと、、学習規律って例えばどんなことですか?」と聞いてしまいましたが)「それはみんなでまた話し合うとして、もっと先の、理想とするところって何ですかねー」と相談したところ、色々話し合った結果、3つのキーワードに絞ることができました。来週は、この3つのキーワードを元に、みんなでワールドカフェで深めていこうと思います。各グループのホストは今日の研推の先生にしてもらいます。そのことを伝えたら、みんな3つのキーワードについてしっかり認識しようとしてくださいました。来週はまとまらなかったら、最終的に僕がまとめることになるでしょう。でもそれでもいいと思います。大事なのは、みんなにオーナーシップをもっていただくことです。とにかく、先生方が一生懸命考えてくださったので嬉しかったです。

 それよりも嬉しかったのが、「指導案はもっと簡略化した方がいい。」とか「主題に迫るなら入り口の教科は何でも良いと言う風にしたらどうか」と言う意見があったことです。これは実は、事前アンケートにもありました。さらに嬉しかったのが、「もし来年も僕が研究主任なら、こんな風にしたいんです。」と前回のブログで書いたようなことを伝えると、何とほぼ全員が賛同してくださったことです。「うわ、みんなおんなじこと考えてるんや。」と、ちょっと鳥肌が立ちました。

 そして気づかされました。校内研も学級と一緒で、「みんな同じ」にするのではなく、プレイヤーがもっている力を存分に発揮できるように環境を整えることが大事なんだと。先生方は、「力をもっている」んですよね。僕よりもずっと。つまり、研究主題はバクッとしてていいんですよね。今回も、無理に絞り切る必要はないと考えています。大切なのはそこじゃない。

 校内研も、「個別化」「協働化」「プロジェクト化」で「主体的で対話的な深い学び」ができるようにした方がいいなと思いました。

 僕は、先生方のおかげで来年度の研究がワクワクしています。

 

 今日はビールを飲もう。