ざっそう

滋賀県9年目小学校教諭の、自分のためのブログです。教育は、足元のタカラモノ。

「質問づくり」

これを読みました。 

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

 教師ではなく子どもが質問を考え、探求していく。その質問を作るスキルを身につける。これが、従来の授業と違う。

 でもおそらく、世の中にはこの著書が出版される前からこのような取組をされてい(る)た方がいそう。現に、有田和正先生の実践とフィットするところがある気がします。

 だって、問題は与えられるより見つけたときの方が、解決したいと思いますよね。僕でも考えたことがありますよそんなん。晩御飯食べに行ったら自分で選びたいし、服買う時は自分で選びたいですもんね。

 でもそれを「じゃあどうすれば?」と具体的に考えるという次のステップを踏み出さなかったところに違いがある。現状でも問題ないし、なんなら学習指導要領が・・・とか考えてしまうんです。現状維持バイアス

 著書によると、良質な質問の焦点(子どもたちが何について質問を考えるのか)を設定することができれば、学習指導要領も賄えるそうです。また、著書は中・高の実践しか載っていませんが、小でも実践はあるそうです。

 

 やってみたい。総合的な学習の時間とか、親和性がかなり高そう。

 

 でもなぜやってみたいかというと、

 教師は、生徒たちと日々触れ合っているので、真の民主主義の築き手になれます。 それは、単なる月並みな言い方としてではなく、民主主義の基本であると同時に、基礎的な思考のスキルでもある質問ができる方法を生徒たちに教えること通してです。

という文があったから。

 

 主体性=質問をつくる といっても過言ではないかもしれません。

 

あたたかな社会をつくる教育を。